202日目 プラネット☆ラヴの背景とかを妄想する

プラネット☆ラヴ3周目.

【アイドルマスター】プラネット☆ラヴ 1話

介党鱈Pの作品に対して,私はいっつもキャラクターのすばらしさに目を奪われてしまいがちなんだけど,こんどはあまりキャラクターばかりに集中せず,物語背景とか設定とかを考えつつ見てみた.

で,そういう視点からの感想.ネタバレ格納.






実のところ私にとっては,
「遠くの地に理想郷がある.
それに対し,悪の組織が侵略をたくらんでいる」
という物語を,リアリティをもって受け止めるってのはなかなか難しかった.

だから,私はこういう脳内補正をした.
「やよいは,ウソはついていない.
しかし,真実をすべて知っているわけではない」

おそらく,異星人の社会も単純な桃源郷ではない.
また,メン・イン・ブラックも,たんに悪だくみをするだけの組織ではない.
そのことを,やよいは知らない.
知らされていないのだろう.なにしろまだ13歳なんだし.
(もちろん,そういった描写は一切ない.だからこれは単なる妄想設定だ)

物語の背景は,やよいの口からしか説明されない.
やよいの情報が,いまの状況を矛盾なく説明はするけれど,背景にある設定をすべて踏まえた上での情報ではないとしたら?
物語中ではまったく明かされないけれど,そういう設定があったとしたら,私にとってはリアリティがぐっと増える.
…のだけど,まあそんな妄想設定は100%間違っているだろうね.

そうだとしても,これだけは間違いない.
もし異星人と地球人の対立 (あるいは地球人同士の対立でもいい) を仲介し,争いを避けたいのならば,異星人社会と地球人社会のほんとうの成り立ちを知り,善 vs 悪 という単純な構図を捨てて,両者の利害を調節していく必要がある.

しかし,プラネット☆ラヴでは,そういうことはまったく描かれていない.
それはこの作品の欠点なのだろうか?

そんなことはない.
なぜなら,この作品はあくまで「中高生の視点」から描かれているのだから.

そもそも,どうして異星人との対立を避けなければいけないのか?

どうやって対立を避けるか?以前に,それが問われる必要がある.
答えは,「異星人も,同じ人間だから」
この回答には,異星人との交流や共感を通じてしか到達できない.
この作品では,それが描かれているんだ.

千早と美希は,異星人と出会い,わかりあい,共感しあう.
見逃してはいけないのは,やよいも地球人と交流し,共感しあうこと.
なんでもひとりで背負って緊張しがちだった やよいが,千早と美希との出会いを通じて肩の力をぬくことができるようになる.

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やよいも人との出会いを通じて成長しているんだよね.

こういう人と人とのつながりや共感は,倫理ってものを支える基本だろう.
これが根本にあれば,相手に対して無意味な恐怖を感じることもなく,利害をこえて対立を避けようとする意識も生まれる.

政治や外交で戦争を避けることは,もちろん絶対に必要.それについては,これからじっくり学び,考えていけばいい.
だけど,相手と交流し共感しあうことは,その前提になることだ.
オトナになる前の,中学生・高校生視点での描かれ方としては,まずはそこがもっとも重要なことだろう.
そのために,やたらと複雑になりがちな社会の裏側やシステムの全体像の描写なんかはバッサリ切り捨てて,「交流と共感」を描くことが大事だろう.
これが,てらいなくきちんと描けていることが,プラネット☆ラヴ のすばらしいところだと思った.

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by LIBlog | 2009-11-29 20:52 | 動画サイト関連
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