242日目 ぷよm@sの上位ランカーたちをめぐるアレコレ

休日に ぷよm@sを一気に通して見る.また愉しからずや.
マイリスト ぷよm@s‐ニコニコ動画(9)

一周年記念巡回していらっしゃる方のコメなんかがあって,同志よ!って感じでうれしい.

一周年といえば,介党鱈Pからのプレゼントとして,小鳥さん対千早の全対戦がupされていた.
part13,14 全試合‐ニコニコ動画(9)

ハンパなく熱い戦いだが,これを本編part13, part14と比べてみると,見せ方をいかに作りこむかということ,それから物語というものがどれだけ力を持つかということが垣間見えておもしろい.

….

さて,相変わらずぷよm@sを見ると千早と美希について語りたいことがでてくる.

これまでにも私は,自分でもアホかと思うほど,ぷよm@sの千早と美希について たくさん文章を書いてきているんだけど,それでもまだ書きたいことが出てくるってのが,なんというかやっぱり私はアホだなあと思う.

というわけで,ネタバレのため格納.








part14を見た直後の感想で,私は,千早はようやく美希においついたんだ,ってなことを書いた(ぷよm@s第二部を振り返る 概略編).
だけど,見直してみると,逆にpart15になってようやく美希が千早に並んだ…というか並ぶためのスタートラインに立ったんじゃないか?という見方もできると思った.
以下,そのことについて書きたい.

美希と千早の,ぷよぷよをプレイするモチベーションは何だったのかということを考えてみよう.

美希は,ぷよぷよ自体を楽しむこと.ぷよぷよ自体が目的.
千早は,アイドルとして,歌手としてデビューしランクを上げていくこと.ぷよぷよはそのための一つの手段.

そう考えると,このモチベーションを持って以来(千早は物語が始まる前から,美希はpart3から),千早の行動は,ぷよぷよに限らず,ほとんどすべてがこの目標のためのものであることがわかる.彼女の行動は,一貫性と主体性が なみはずれている.

いっぽう美希は,たしかに誰よりもぷよぷよにはまり込んでいて,ぷよぷよへの主体性は千早に勝るとも劣らないものがある.しかしアイドル活動はというと,ほとんど一貫しておざなりで,受け身の姿勢のままだ.

もし美希が,ぷよぷよ一筋の人生をおくる(!?)ために,アイドル事務所を辞めて武者修行の旅にでも出ていたら,行動の一貫性は千早と並んでいたと思う.
そんな展開はイヤだけど.
そういう意味では,例の,オーディションに通ったあとの展開はちょっとヤバかったな….

ところが,part15にいたって語られる,美希の「夢」.

ついに美希は,自分のモチベーションの中に,アイドル活動を位置づけた.
そしてどう見ても,アイドル活動が受け身ではなくなっている.
ということは,今後は行動が一貫し,しかも主体的になるんじゃないだろうか.
つまり,美希は千早と並ぶためのスタートラインに立った,といえそうだ.

ただし,この視点からは,まだ「美希が千早と並んだ」とは言えない.
なにしろ千早には積み重ねってものがあるからね.
美希は,夢に目覚めて間もないし,ぷよぷよに目覚めてからもまだ一ヶ月だ.
明日にも飽きて投げ出すかもしれないという不安は,まだぬぐえない.

そんなわけで,行動の一貫性と主体性という視点から見て,千早は美希より前にいて,しかし今後この二人は並び立つ両雄になりうるかもしれない,ってなことが言いたいのだった.

….

ところで,この視点からいって,もうひとり美希の前にいる人がいる.

それは律子さん.

律子さんは,美希の先にいる人なんだよね.

なぜ,そう言えるのか.

美希も律子さんも,ぷよぷよバトルを楽しみたいというモチベーションのあり方は共通している.
そしてそのために,事務所のみんなのぷよぷよ力を上げたいというのも,両者の共通した望みだ.

そのうえで,二人がどういう行動をとったかを見ると,両者の違いがわかる.

たとえば春香に対して,美希は何を言ったか?

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 ↓

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これじゃあねえ.春香がこの言葉を受けて,まともに練習に取り組むとは思えない.
最新のpart15になっても,同じようなやりとりが見られる.

いっぽう,律子さんは?

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 ↓

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なにをかいわんや.

総じて美希は,他人のモチベーションのあり方が自分のそれとは違うってことに気づいていないところがある.
要は,子供なんだよね.

このコミュ動画(中盤の「雑誌撮影」のパート)も興味深い.
アイドルマスター 美希Aランクコミュ詰め合わせPart2
ここでの美希の行動とPの受け答えには,美希に足りないところと目指すべきところが端的に示されているように思う.

それに対して律子さんは,他人のモチベーションの方向や強さがどういったものであるかが分かっている.
そのうえで,どうふるまえば,どういうルールを敷けば,他人の行動を望む方向に導いていけるかも分かっている.
といっても,ちょっと間違うこともあるけれど,まあ彼女がまだ高校生だってことを考えれば十分すぎるくらい大人だろう.

大人と子供.
こう言ってしまうと,律子さんの方が美希よりも優れている,と聞こえるかもしれないけれど,必ずしもそうじゃないと思う.
なぜなら,美希の (おそらく子供であるがゆえの) 一直線さってのは,他人のモチベーションそのものを変えてしまえる可能性があるからね.
律子さんは,あくまで今あるモチベーションを前提にして,他人の行動を変えることができる.けれども人を感動させてモチベーション自体を作ってしまうってことはできていない.少なくとも今までは.
そういう意味では,美希の方が優れている点もある.

が,しかし美希の「夢」がどういうものだったかを考えれば,やっぱり律子さんに学べるところが多いのは間違いないと思う.
なにしろ美希は,こんどは他人の行動どころではなく,企業の,つまり人の集団・組織の行動を変えていかなきゃいけないんだから.

組織の行動を変えていく,あるいは新しくつくっていくってのは,どういうことなんだろう.
私ごとき小物に分かるはずもないが,まあ結局のところ,その組織のモチベーションを理解し,それにうまく沿う形で,その行動を自分の望む方向に導いていくってことなんじゃないかなあ.

律子さんが個人の行動をうまく導いたのに対して,美希は組織の行動をうまく導かなければいけない.
だから美希は,律子さんに学ぶだけでなく,それを超えていかなくてはいけない.

むずかしいことに見えるけれど,美希のポテンシャルを考えれば,不可能とは思えないのが彼女の恐ろしいところだ.

美希の「夢」の話が今後ぷよm@sシリーズで描かれるかどうかはわからない.そして描かれなかったとしても,特に不満はない.だとしても,アレコレと空想をめぐらせるのは楽しいものだし,物語の受け取り方の一つとしてアリなのではないかと思う.

という言い訳をしつつ,だらだらと続いた,何のためのものかも分からない謎の長文を終わりにしたい.

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by LIBlog | 2010-01-24 22:22 | 動画サイト関連
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