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のだめ・ザワさん・もういーよ

積みマンガ崩し.

のだめカンタービレ 24巻 (二ノ宮 知子)

前巻で物語が完結していたので,後日談的な読みきりの巻になるだろうなー,と思っていた. なのでオペラ編突入!は嬉しいサプライズ. 映画が公開されてるからかな? でもオペラ編は たぶんワンプロジェクトを描いて終了,なんだろうな. ま,続いてくれたのは嬉しいが.
今巻は のだめがあまり活躍しないけど千秋たちは大活躍だった. 二ノ宮さんらしく,オーケストラの連中はことごとくハチャメチャな奴らばっかりなんだけど,形のない,正解のないプロジェクトを形にしていく姿は見事で,とても爽快感がある. さすがに才能のある連中は違うなー. そして,ひとり活躍の場がなかった のだめに関しては次巻に期待.

高校球児ザワさん 4巻 (三島 衛里子)

名門高校野球部唯一の女子部員であるザワさんと,そのまわりを描く作品. 1巻発売当時は「フェチマンガ」と紹介されることが多かったけど,最近はそういう声をあまり聴かなくなって,やっぱそうだよね,と思う. この作品は実のところフェティッシュを描く作品ではなくて,ザワさんの一挙一動を気にしてしまう男の子っつーものを描く作品だと思ってる. だからフェチというなら「体育会系高校生男子」フェチ. 今巻ではザワさんのお兄さんが出てくるけど,彼の描かれ方も「センパイ」とか「モテる奴」を眺める高校生男子の視点から,だと思う. ……ま,これが正しい読み方だ! と主張するつもりはないけど,私はそーいう読み方をしていて,そこがこの作品の好きなところなんだよね.

もういーよ (K)

こちらは新刊. デビュー作のようだ. 異様に耳が良くて,そのおかげで世界がうるさすぎるために常にイヤホンで耳をふさいでいる少年と,幼なじみの少女の物語.
うん,まあ,好みの絵柄で女の子も男の子もかわいいし,いい話だし,よかったんじゃないでしょうか. Landreaall とか flat とかみたいな低血圧タイプの主人公ですね. めったに表情を変えないこの少年が たまーに見せる笑顔はなかなか良いものでしたよ.

by LIBlog | 2010-05-17 22:49 | マンガ・本
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