「ハンバーガー トーク」がすばらしい

おしるPの「ハンバーガー トーク」がよかった. そりゃもう実によかった.

【ぐるm@s】ハンバーガー トーク【りつまこ】‐ニコニコ動画(9)

>【ぐるm@s】ハンバーガー トーク【りつまこ】

ぐるm@s!参加作. マクd……じゃなかった,某ファーストフード店で律子と真が語らうという,ほぼそれだけの物語. ぐるm@s!のテーマである食べ物も,これまたハンバーガーというなんてことないものだ.

いやしかし,これがいいんだ実に. 舞台がなんてことないものだからこそ,この時間が二人にとっていかに特別なものかが分かるからね.

以下,勝手気ままに感想. ネタバレのため格納.







個人的な話になるけど,自分が好きなもの,面白いと思っているもの,ハマっているものについて友達と語り合うことってのは,これ以上ないくらい楽しいものだ. いくら時間を費やしたって,何度語り合ったって飽きない.

でも,もしその趣味がそれほどメジャーなものではなかったとしたら,そういう友達を見つけるのは簡単なことではないだろう. しかもそれがわりとマイナーな趣味とかだったら,語るときに少しばかり神経質になりがちだ. なぜって,好きなものってのは自分の自意識にかなり強く結びついていて,それをさらけ出すのには勇気がいるからね. 特に,カミングアウトというか,その最初の一歩を踏み出すときは.

でもだからこそ,好きなことを分かち合える人は,友達ってだけにとどまらず,すごく親近感を持ってしまう. もうこっちから一方的に,勝手に. だから初対面の人であっても,ずいぶん長いこと付き合いのある人でも,なんとなく「もしや趣味が同じ?」などという印象を持ってしまうと,さぐりさぐりオトモダチであるかどうかカマをかけたりして,仲良く語り合えるようになれないか試してみたりして.

いやまあ,それは私個人の話なのだけど,でも私は「ハンバーガー トーク」のりつまこにも,なんだか似たような雰囲気を感じてしまうのだ. だからこそハンバーガーをかじりながら「通じ合った」ときの親近感と嬉しさみたいなものが分かる気がするんだよね.

律子さんの少女小説,真の少女マンガという趣味は,べつにマイナーというわけではないだろう. でも彼女たちは売り物にしている「イメージ」がある. そのイメージはそりゃもう強くて,自らもそれに影響を受けてしまっているくらいだ. そのイメージにそぐわない趣味であることが,律子さんや真を神経質に,ナーバスにさせているところがあると思う. なにしろ冒頭の本屋さんでは,真はちょっと自嘲気味ともとれる様子で少女マンガは似合わないだろうと語り,律子さんは思わず手に取った小説を隠そうとしている (たぶん. 雰囲気的に) からね.

でも,やがてこの二人,じつは趣味とそれに関わる境遇がとても似ているということにお互い気づく. そして今後も,おたがいの好きなことを思う存分語り合おうと約束をかわす. この時間,てりたまと普通のハンバーガーのセットとともにあったこの時間で,彼女たちはいままでとはちょっと違った親近感と,そして充足感を抱えたことだと思う. この時間の特別さ,嬉しさは,私もよくわかるだけに,わがことのように嬉しい.

たぶんこれからも,この二人は時間を見つけては「ハンバーガー トーク」を繰り広げることだろう. そのときに口にしているのがハンバーガーだとは限らないけれど,そのときの楽しさと,親しみと,充実は,何を囲んだって変わらない.

いずれこんな会話があるかもしれない. 一緒に映画を見るのももう何回目だろう.最初のきっかけって何だったかなあ. あれよ,本屋さんでばったり会って,ハンバーガーを食べながら……. そうそう,そうだったね,あのときは嬉しかったなあ.

この物語で描かれているのは,この二人にとって思い出になる大切な時間. 二人がもうちょっと近づくきっかけになった特別な時間. きっとそうに違いない.

おしるP のおかげで,こんな「特別な時間」を見ることができた. それはほんとうに幸運なことだと思う.

…….

あと,律子さんの美希に対する接し方が印象的だった. そう,そうなんだよ. 本当の強さって,積み重ねなんだよ. さすがだなあ,すげーや律子さん.

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by LIBlog | 2010-07-04 22:24 | 動画サイト関連 | Comments(0)
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