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続・ぷよm@s第三部の千早についてなど.

今日,ついったーでつぶやいていた,ぷよm@sに関する話をまたまたブログに流し込んでみる. 今度はほとんど加筆もせずにそのまんま.

【厨二的】ぷよm@s part23【ぷよバトル動画】 ‐ ニコニコ動画(原宿)


ぷよm@s ‐ ニコニコ動画(原宿) (介党鱈Pマイリスト)


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ネタバレ回避余白.


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ニコニコ大百科のぷよm@sスレ,ぷよ談義はまるで分かんないんだけど>>1224さんみたいにキャラクターを語りだしてくれるととたんに面白くなる.ぼくにとっては.

あずささんについては,まあ100%ないと思うけど,「みんなで仲良くぷよぷよしたい」とは実は思ってない,という読みができなくもないと思う.単にぷよぷよは面白いからみんなやろうぜ,という意識だという読みが.つまりアイドル>ぷよぷよ,じゃなくぷよぷよ>アイドル,という「壊れた」人だという可能性が.

ぷよm@sは,すごく強い衝動みたいなもんに突き動かされている人たちが多いのよね.雪歩とか美希とかは非常にわかりやすいんだけど.で,千早はまず「歌」ってものがあって,そこから小鳥さんをデビューさせたい,そのためにぷよぷよで倒したい,自分が倒すのでなくてもいい……という思考の流れになっている,と,ぼくは考えていた.第二部までは.

でも,千早を動かす衝動は,もっとさかのぼらなきゃ分からんよ,というのが第三部でジワジワと見せている展開なんだろう,とぼくは読んでるわけで.美希や雪歩は自分の衝動をストレートに追求してるんだけど,千早はたぶんそうじゃない.いま頑張っている方向と自分の根本的な動機はズレてる.そここそが問題.

さいきん完結した,おしるPの「千早の家」シリーズ,あれはもう,まさにその部分――自分の根本的な動機――に焦点を当ててた物語で,すごく印象的だった.

千早の家【完結】 ‐ ニコニコ動画(原宿)


ぷよm@sの千早がああいう方向に行ってくれるとホントに嬉しいんだが,まあそれはぼくのエゴだね.あ,あとぼくの読みが的外れでないならば,という条件付きだけど.

でも,ぷよm@sって個々のアイドルの内面とか心理描写とかの深読みをしなくても全然構わない作品でもあるんだよな.千早についてもジャンプ的にバトルの内容だけに集中して見てもすんごい燃えるし,それはそれで正しい読み方だと思う.ここらへんのバランスがなんかもうスゲーとしか言いようがない.

ぼくがキャラクターの心理を深読みしたくなるのは,全編伏線みたいな,あの思わせぶりな演出にモロに乗っかってしまっているからでもあるよね.ぷよ戦そのものの伏線もさることながら,心理面での伏線もそこかしこに張られているわけで.

おしるP作品をさっき挙げたけど,思い返してみるとおしるP作品は読み方の正解がきちんと示されているんだよな.「地の文」があるから.ぷよm@sはキャラクターのセリフと内的独白しかないから正解がない.だからいろいろと深読みしたくなる.まあ連載中ってのもあるけど.

鱈P作品でもプラネット☆ラヴは「地の文」がある.


でもあれって作者=神視点じゃなくて,後から事件を振り返った千早視点なのよね.だから,というわけでもないけど,やっぱりそこには深読みの余地がある.

どっちが優れているとかの話じゃなくて,何を視聴者に受け取らせたいかが違っているから表現方法が違っている,ということなんだろうと思うわけで.どっちもぼくは好きです.ただ鱈P作品は,見た後にああでもないこうでもないと考えたくなるんであってね.

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ちと考えたことをまとめよう.各キャラクターの行動の裏には,それぞれの「根本的な衝動」がある.雪歩や美希はそれに忠実に従った行動をとっている.ところが千早の行動はそこからズレている,というのがぼくの読み.そうでないという読みもある.どっちが正しいか,が第一の問題.

んで,ぼくの読みが正しいとなると,今のままじゃまずいってことになる.じゃあどうしたらいいの?というのが次の問題になる.で,ぼくが思いついた解答例が「千早の家」で示された方向だった.

ぼくの読みが間違っているなら,千早のいまの方向は問題なくて,次はいかにして自分より強い敵とか相性の悪い敵とかを倒すか,という問題になる.

あ,そうか,べつにダイレクトに家庭の問題に向き合わなくてもいいのか.要は自分の衝動が何なのか,ということに向き合えばいいんだ.その結果として別の行動を起こしても問題ないよな.……アイマスクエスト2章のテーマのひとつがそんな感じだったはずだ.

自分の衝動に向き合う,ってのは律子さんの問題でもあるよな.千早と律子さんが抱えている問題は,方向としては同じなんだ.ということは千早・律子さんと,美希・雪歩が対極にいるのかな.

雪歩と美希について,もっと深く問題を掘り下げるとしたら,ぼく好みの方向としては「自分の衝動とまわりの人たちとの折り合いをどうつけていくか」ということなんだけど…….

すでに美希は真との間でその問題について自覚していて,さらに彼女はぷよぷよの番組を作る!という目標を持っているわけで,これもし本気で達成したいならば,個人の欲望と組織の行動との折り合いをどうつけるか,というオトナな問題にこれから直面するはず.さあどうする!?という話には……ならないだろうな.なってしまうとぷよぷよとは離れすぎるw

千早・律子タイプの問題にしても,美希・雪歩タイプの問題にしても,キョウスケPがどちらの問題も経験してそうなところがまたオイシイというか.この人も思わせぶりで面白いよなー.

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by LIBlog | 2010-12-23 22:43 | 動画サイト関連 | Comments(0)

ぷよm@s第三部の千早についてなど.

ぷよm@s part23に関していくつか.

【厨二的】ぷよm@s part23【ぷよバトル動画】 ‐ ニコニコ動画(原宿)


ぷよm@s ‐ ニコニコ動画(原宿) (介党鱈Pマイリスト)

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今回,いつにもましてブログやtwitterでぷよm@sが語られている感じですね. ぷよm@s「論」好きとしてはとても嬉しいことです.

便乗してというか,私もtwitterで色々とつぶやいたので,整形して加筆してブログに流し込みます.

ネタバレ格納.

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by LIBlog | 2010-12-18 22:54 | 動画サイト関連 | Comments(7)

ぷよm@s part23

ぷよm@s part23が来てますよー!

【厨二的】ぷよm@s part23【ぷよバトル動画】 ‐ ニコニコ動画(原宿)


ぷよm@s ‐ ニコニコ動画(原宿) (介党鱈Pマイリスト)

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いやね,今回すごいのが来るだろうな,とは思っていたんですけどね,マジでこんなにすごいとは. もうどうしたらいいんでしょう.なんつーか,なんでしょうねえ,この密度は. あまりにたくさんのことが21分の間に起こって,もう詰め込まれ方が尋常じゃなくて,見終わったいま泣いていいのか笑っていいのかわけが分からない感情に襲われていますわ.

……というわけで以下,ネタバレ込みの感想. 格納します.

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by LIBlog | 2010-12-17 00:13 | 動画サイト関連 | Comments(0)

魔法先生ネギま! 学祭編と超鈴音について徒然なるままに

ツイッターでダラダラと吐き出した文章をちょっと整形すると,あらふしぎ楽々とブログ更新ができるんじゃないか? などと思い至ったので,ちょっと試してみる.

ここんところずっと赤松健先生の「魔法先生ネギま!」を読んでました. たぶん32巻発売後からずっと何周もしてます. 5~6周くらいしたかな. やっぱ面白いです「ネギま」. 赤松先生はJコミ関連でもいろいろとお忙しいでしょうに,素晴らしい限りです.


ネギま,個人的には今までのエピソードの中では学祭編がいちばん好きですね. 特にあのクライマックスは何度読み返しても燃える. 今んとこ学祭編クライマックスを超えるようなバトルはまだないんじゃないかな. あそこが一番盛り上がったように思います. キャラクターも超鈴音,チャオリンシェンがいちばん好き,というか一番印象に残るし感情移入もしちゃいますね. チャオはすごかった.

やっぱねえ,チャオさんほど自分の全てを賭けて向かってきた敵はいないと思うんですよね,今んとこ. そこらへんが自分としては一番盛り上がった理由のように思います. まあ魔法世界編のクライマックスはこれからなので,これからもっと凄いのが出てくるかもしれないですけどね.

あと学祭編とチャオに関しては,クライマックスに至る過程もすげえ. 最近の展開で,だいたいチャオが何を狙っていたか分かるようになってくると,チャオの志に共感しちゃうのでチャオさん視点で見ちゃうんですよ. そうするとなんかもう追い詰められ方が絶望的なんですよね.

罠にはめたと思ったネギが戻ってきたこと,そして学園のほとんどすべてが敵に回ったということ,つぎつぎに拠点を落とされ仲間を奪われていくこと,そして自分の居場所を突き止められてしまったこと. 薄皮を一枚一枚剥ぐように手駒を取られていく. 最後は切り札のカシオペアまで破られ,生身で化け物じみた強さのネギに立ち向かうことになる.

それでも彼女は絶対に退かないわけじゃないですか. どう考えてもかなわない相手に対して,全身ボロボロになりながらも「計画」だけは守り抜こうと立ち向かう姿はもう凄いとしか言いようがないわけです. 最後は目に狂気が宿ってきますが,それはムスカとかそこらへんの悪役のようなエゴのためじゃなくて,「計画」のため. そのためだけに魂をかけて立ちふさがるんですよね.

「意見を違えた君と話すことはもう何もない 私はこのためだけに この時代へやて来た 2年の歳月と全ての労力をこれに注いだのダ この計画は今の私の全てだネギ坊主!! 言葉などでは止まらぬヨ!!」

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すげえ. ものすげえ. ここはもう完全にチャオ側に感情移入して読んでました. ふらふらと迷い続けるネギなんかじゃなくてね.

ぼくは天才っつーキャラクターが大好きなんですよ. チャオは天才も天才,大天才です. でもそれだけでなく行動力も精神力もトンでもないわけで. これで惹かれないはずがない. もうチャオ主人公でいいよ. ネギじゃなくて.

まあ,そうは言ってもやっぱりネギはさすがでして. クライマックスでは一応ちゃんとチャオよりも上に行っているんですよね. このときに与えられていた情報の範囲内では,ですけど. 「計画」が全てだというチャオに対して,クラスメイトと一緒に過ごした二年間のことを思い出せと言っている.

ネギは現実に踏みとどまって,ちょっとずつだけど世界に貢献しつつ,「クラスメイトと過ごす」幸福をチャオに与えようとしている. 「計画」後にはチャオはもちろんクラスメイトと一緒にはいられなくなるわけですが,そのように「計画」とともにすべてを失うのではなく,歩みは遅くともクラスメイトとともにある幸福をネギは提示しているんですよね. チャオを「計画」ごと否定するのではなく,「計画」の目指すものと,自身の幸福のどちらも手に入るんだよ,と説得している. ちゃんとチャオを包み込んでいるんですね. ここらへんはさすがにホンモノの主人公だなあ.

なんか思い起こすと,千雨がネギに再三問いかけること,「あんたほんとに父親を探さなきゃいけないのか,学園にとどまってみんなとワイワイ楽しく毎日を送るんじゃダメなのか」ってのがまさにこの場合のチャオに当てはまりますね. アスナが言うようにチャオとネギはそっくりだ.

そっくりといえば,チャオの動機の根源の「今現在も世界にありふれている悲劇」っつーのもネギにそっくりですね. ゲーデルにいみじくも指摘されてましたけど. 両者ともガンコだし,自分を平気で傷つけるし,どこまでもそっくりだわ.

というかネギ自身も自覚していますしね. クライマックスのチャオのセリフ,「この計画は今の私の全てだ」にネギはぴくっと反応しているし,その後アスナに「父さんは自分の全てだ」と語る. これは明らかにチャオのセリフを受けてのものですね.

そう考えるとチャオはネギよりも一歩先んじているキャラクターだと言えなくもなさそうです. ネギより進んでいる. しかも最近になって明らかになってきたチャオの真の目的を勘案すれば.ネギはチャオを実のところ超えてはいなかったのだ,とも言えそうです. さっきネギはチャオの上に行っていると言ったんですけど,ホントのところは行っていないっぽいんですよね. たぶんチャオはネギに,本当の意味では負けていないと思うわけです.

ネギの提案を最後まで受け入れなかったというところでもそうなんですけど,じつのところ最終段階でネギがチャオを打ち負かすところまで含めて,ネギは徹頭徹尾チャオの手のひらの上で踊っていたんじゃないかな. ネギはチャオの仲間にはならなかったけど,けっきょく最終的にはチャオの思い通りになっていたのかもしれない.

チャオがネギにカシオペアを渡したこととか,格闘大会を主催したこととか,あそこらへんはネギを罠にはめることとか「計画」をスムーズにすすめるためにとっていた行動だったと思うんですけど,ネギはそういったことによって,はるかにパワーアップしちゃうんですよね. いわばチャオの行動のおかげで.

んで,計画が最終段階にいたると,チャオはネギが自分を打ち負かしたら,魔法をバラすのを止めよう,と決意する. このときチャオは,ネギが本気の自分よりも強くなれば,「計画」を実行しないほうが望ましい,というふうに考えたんじゃないかな.

もしかしたらチャオのいた未来では,ネギの実力が足りなかったばっかりにカタストロフィックなことが起こる,ってなことがあったんじゃないか,などと想像してみたりして. そしてそのとき足りなかったネギの実力,というのは,ちょうどいまのチャオくらいの実力だったりして.

夕映がバタフライ効果なんてことを言いますけど,やっぱ全世界に魔法をバラすって,あまりにも影響がでかすぎて不確定要素が多くなりすぎるんじゃないかと思うんですよ. それはネギパーティーがチャオを止める理由でもあるんですけどね. チャオとしても先がぜんぜん読めなくなるような事態はできれば避けたいんじゃないかな.

ほんで自分のせいでネギが予想外にパワーアップしちゃったから,あまりにでっかい影響を与えることは避けて,成長したネギに未来を託した,とか考えられないでしょうか.

だってチャオは去り際に,「私の望みは既に達せられた」って言いますからね. 自分の全てだったはずの計画を潰されたにも関わらず. ならばやっぱり,ネギ (またはネギパーティー) に自分が打ち倒されたことそのものが,「計画」と同じくらいの成果だった,と思えるんですけどね…….

まあそこらへんはたぶん今後明らかになるでしょう. ともあれやっぱりネギくんはさすがの主人公っぷりを見せ付けて,それでもやっぱりチャオさんはぼくの中ではそれを凌ぐくらいカッコイイ人で,17巻を頂点とする学祭編はマジで最高に熱かった,ということが言いたかったのでした. ネギまは最高ですね! 学祭編を超える盛り上がりは今後ぜったいにあると思います. 先が楽しみです.


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by LIBlog | 2010-12-15 22:06 | マンガ・本 | Comments(0)