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2011年2ちゃんVIP SS お気に入り作品

へえ,これはいいまとめだ.

今年の面白かった「SS」教えて|エレファント速報:SSまとめブログ

2ちゃんVIPのSSで今年の良作を紹介しているわけですな.

ここに載っているSSの中で私が好きなのはここらへん:

勇者「冒険の書が完結しない」|エレファント速報:SSまとめブログ

勇者「女魔王との結婚生活」|エレファント速報:SSまとめブログ

……あれ? これだけかなぁ私の趣味に合ったのは.

ならば,ここには挙がっていないもので今年のお気に入りSS作品をいくつか:

女妖怪「わ、私を呼び出した代償が“童貞”だと・・・!?」 : SS宝庫~みんなの暇つぶし~
 長編. 意外なほど大きく盛り上がる物語.

男「ゴホッゴホッ」 淫魔「あら、風邪?」|エレファント速報:SSまとめブログ
 短編. ほのぼの日常系. なにが起こるわけでもないけどこの空気感,好きだ.

幼馴染「私たちってさ : SSちゃんねる
 短編. ラブがコメるだけ……だがそれがいいのだ. 文句あっか.

魔王「今日も平和だ飯がうまい」|エレファント速報:SSまとめブログ
 数シリーズにまたがる長編. オチは賛否両論あるかもしれないけど私は嫌いじゃないな.

魔王「失脚してしまった・・・今後の生活どうしよう・・・」|エレファント速報:SSまとめブログ
 長編. ひねっているように見えるけれど実はストレートに燃える&萌える展開でたいへんけっこうでございます.

女「右足を出します」 男「うむ」|エレファント速報:SSまとめブログ
 短編. 基本だらだら会話で,でも物語中でなにかがちょっと進んだかな,っていうこの感じ,好きだな.

だいたいこんなところだろうか.

私はSSまとめブログに載っているものを眺める程度のライトファンなのだが,この形式の小説は好きなので今後も追いかけていきたいなーと思ってる. いつまでもこの文化が続くといいなあ.

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by LIBlog | 2011-11-26 18:43 | ねっとさーふぃん

「あいカギ」 人生の充実

犬上すくね先生「あいカギ」が全三巻で完結した.

「あいカギ」3巻


爽やかな終わり方でとても良かった. 近々連載復活の「恋愛ディストーション」とのクロスオーバーも,恋ディスファンとしては嬉しかったな.

以下,感想ともなんともつかぬものを.




────────────────────<ネタバレ回避スペース>────────────────────




物語のメインになるのは,ケン・きいのコンビ. 伝えられずに心の奥にしまい込んでいた思いが姿になったふたりが,クライマックスでかつて果たされなかった思いを遂げ,元の姿にかえっていく. ながく,つよい思いは,そのぶん引っ張り出されるのに力と時間を要したのだが,それだけに願いがかなえられた時の爽快感はとても強いものだ.

…….

さて,すこし一般的な話になるが.

この作品にかぎらず,「思いを果たし消えていく霊」的な存在や,「前世からの生まれ変わりで運命が決まっている人物」というのを物語で目にすることは多い. 恨みを残してこの世を去った人物が復讐を遂げて成仏したり. 愛する人を守って死んだ人物がもう一度生まれ変わってその人と恋をしたり.

これらはみな感動的ですばらしい物語だと思って私も大いに楽しんでいるのだが,同時にどうにも もやもやした読後感が残る. なぜなら彼ら彼女ら (霊だったり生まれ変わった人物だったり) の存在意義・人生の目的が,あらかじめ決定されてしまっているからだ. 宿命的に定められた目標を果たして満足し,消えていく人生(霊性?)や,運命的に定められた路をなぞっていく人生というのは,はたして善いものだと言えるだろうか?

おそらく彼ら彼女らの主観では,善いものであるに違いない. むしろこれ以上ないくらい充実した人生だといえるだろう. はじめからなんの迷いもなくひとつの目標に向かってまっすぐ進み,それを叶えることを目指すだけの人生は,ふらふらとあちらに行きこちらに迷い込む人生よりよほど充実したものであり,その思いを遂げる人生は幸福なものだろう. だがそのことを読者である私が心底から感じ入り,納得することは難しい. 幸福や不幸,善い人生・悪い人生といったものを評価する前提が彼ら彼女らと自分とでは違うからだ.

私や多くの人は,どういう人生を生きるかがあらかじめ決まっていない. 多くの人は人生の目標をみずから選択できるし,選択しなければいけない. 人生の目標などもちろん選ばなくてもいいのだが,どういう人生を生きるかだけは選択しなければいけない. それは不幸なことでも幸福なことでもある. みずから選択した「幸福」は,いついかなるときでも「それは本当に幸福か?」と疑うことができるという意味で確たるものではないが,逆にあらかじめ定められた目標などないから,確たる失敗というものもないからだ. 目的が一義的に定まっていない,あらかじめ充実が約束されていない人生が,われわれが──少なくとも私が──幸福や不幸,善い人生・悪い人生を評価する前提にある.

そんな前提を共有していない彼ら彼女らの幸福感は,本当の意味で自分が得心することはできない. ただその言葉や表情から「読む」ことができるだけだ. 物語からその感覚を「体感」することは難しいが,「読解」することはできる. 「あいカギ」が私にとってハッピーエンドであるのは,体感ではなく読解によるものである. 私の人生よりよほど充実し幸福であるはずのケンやきいの,出征していった彼や待ち続けた彼女ではなく,ほんとうに彼ら自身のためだけの人生に思いを馳せ,少しばかり寂しい思いにとらわれるのは,だからケン・きいとはまったく関係ない私の個人的な感傷にすぎないのだ.

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by LIBlog | 2011-11-23 21:28 | マンガ・本

初代ぷよへの異常な愛情 または如何にしてあずささんは下を押すことを止めぷよぷよを愛するようになったか

ぷよm@s,part26からわずかに一月あまりで,part27が投稿された.


いやー,この展開に驚かない視聴者なんて,どこにもいないだろうなあ.

毎回毎回,闘ぷよパート驚きに満ちているってことは当然みんな予想しているわけで,まあ今回もビックリドッキリな展開があるんだろうなーなどとハードルを上げながら見るわけだけど,それでもなお度肝を抜かれるというのはねえ. なんなんだろコレは.

…….

感想記事や闘ぷよ解説などは毎度のことながら他の方々 (→Come sono bravo -wiki- - ぷよぷよ:ぷよm@s紹介ブログまとめ) にお任せすることにして,格納以下では今回スポットがあたった あずささんとその闘ぷよスタイルについて,part27を見ながら思いをめぐらせたことを徒然なるままに記してみたい.

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by LIBlog | 2011-11-15 22:22 | 動画サイト関連

「きのう何食べた?」 近くて遠い日常

きのうメシつくる時間がなかったので,夕方に一時帰宅してメシつくって食った. 小松菜と長ネギとニラともやしとブナピーとしめじと豚ひき肉で炒め物. 要するにスーパーで安かったやつ何でもぶちこんだだけ. 豆板醤とか気の利いた調味料なんか一切なし,お弁当用なのでかなりキツめ濃いめ,でもゴマ油とネギさえ入ってて出来たてなら旨いのだ.

炊きたてご飯に納豆かけて,中華風の炒め物とコンソメスープと牛乳. 和洋中入り乱れた謎の食事でも,作りたてで空腹なら旨いのだ. もう風呂入って布団の中でマンガでも読みたくなったけど,今日は平日なので戻らにゃならんのだ. ああ面倒くさい.

………….

いやー,じつにどうでもいい話なんだけど,なんというか,最近やたら読み直してる よしながふみ先生の 「きのう何食べた?」 に影響されて,どうでもいいご飯についてちょっと語ってみたかったのだ.

「きのう何食べた?」は現在5巻まで出てるシリーズ.


よしながふみ先生では「大奥」よりこちらのほうが好きかも. 「大奥」も面白いけど.「大奥」は遥か彼方で起こるドラマチックな物語,「きのう……」は自分と重ねあわせられる身近な物語,って感じ.

料理がたくさん描かれるといっても,ごくごく普通の家庭料理であって, 「美味しんぼ」 的に命かけたものでもなく, 「にがくてあまい」 的に小洒落たものでもないのだ. でもそれが好き. 自分がシンクロできる的な意味でね. 登場人物たちも無理にヒロイックだったりしないし,物語も無理に寓話的だったり倫理的だったりしないし.

姑さんに傷つけられたことのある嫁さんが,いざ自分が姑さんになったら嫁さんを傷つけちゃって,でもしょうがないじゃん!みたいな. そんな身も蓋もない物語がいいのだ. だってしょうがないものはしょうがないじゃん. こういう人たちを眺めることで,みんなそうだよね的に,うしろ暗いところばっかりの自分の人生を肯定したいんだい.

主人公たちがゲイカップルってのも自分的にはいいのだ. 悪いことなんかじゃないんだけど身内には後ろめたさがあったり,どこまでもマイノリティだという感覚があったり. すごいシンクロするんだけど,ゲイであることも弁護士も美容師も自分とはかけ離れていることなので,距離をおいても見られる.

これがあまりにも自分の立場と同じところが多すぎたら,たぶん逆に読んでてつらかったと思う. 自分じゃない人たちの物語であり,でも自分の暗部と重なるようなところもありながら日々を送っている人たちの物語. そういうところが大好きなんだよな.

そもそも自分がフィクションに求めているのって,みんなのヒーローで日の当たる世界で大活躍するような人物像と,決して有名になどなろうとせず慎ましやかにでも幸せに日々を送っているような人物像と,ふたつあるんだよね. その片方についていえば,ほとんど理想的に満足させてくれるのが「きのう何食べた?」という作品の,私にとっての素晴らしいところなのだ.

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by LIBlog | 2011-11-07 23:01 | マンガ・本