初代ぷよへの異常な愛情 または如何にしてあずささんは下を押すことを止めぷよぷよを愛するようになったか

ぷよm@s,part26からわずかに一月あまりで,part27が投稿された.


いやー,この展開に驚かない視聴者なんて,どこにもいないだろうなあ.

毎回毎回,闘ぷよパート驚きに満ちているってことは当然みんな予想しているわけで,まあ今回もビックリドッキリな展開があるんだろうなーなどとハードルを上げながら見るわけだけど,それでもなお度肝を抜かれるというのはねえ. なんなんだろコレは.

…….

感想記事や闘ぷよ解説などは毎度のことながら他の方々 (→Come sono bravo -wiki- - ぷよぷよ:ぷよm@s紹介ブログまとめ) にお任せすることにして,格納以下では今回スポットがあたった あずささんとその闘ぷよスタイルについて,part27を見ながら思いをめぐらせたことを徒然なるままに記してみたい.

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# by LIBlog | 2011-11-15 22:22 | 動画サイト関連 | Comments(0)

「きのう何食べた?」 近くて遠い日常

きのうメシつくる時間がなかったので,夕方に一時帰宅してメシつくって食った. 小松菜と長ネギとニラともやしとブナピーとしめじと豚ひき肉で炒め物. 要するにスーパーで安かったやつ何でもぶちこんだだけ. 豆板醤とか気の利いた調味料なんか一切なし,お弁当用なのでかなりキツめ濃いめ,でもゴマ油とネギさえ入ってて出来たてなら旨いのだ.

炊きたてご飯に納豆かけて,中華風の炒め物とコンソメスープと牛乳. 和洋中入り乱れた謎の食事でも,作りたてで空腹なら旨いのだ. もう風呂入って布団の中でマンガでも読みたくなったけど,今日は平日なので戻らにゃならんのだ. ああ面倒くさい.

………….

いやー,じつにどうでもいい話なんだけど,なんというか,最近やたら読み直してる よしながふみ先生の 「きのう何食べた?」 に影響されて,どうでもいいご飯についてちょっと語ってみたかったのだ.

「きのう何食べた?」は現在5巻まで出てるシリーズ.


よしながふみ先生では「大奥」よりこちらのほうが好きかも. 「大奥」も面白いけど.「大奥」は遥か彼方で起こるドラマチックな物語,「きのう……」は自分と重ねあわせられる身近な物語,って感じ.

料理がたくさん描かれるといっても,ごくごく普通の家庭料理であって, 「美味しんぼ」 的に命かけたものでもなく, 「にがくてあまい」 的に小洒落たものでもないのだ. でもそれが好き. 自分がシンクロできる的な意味でね. 登場人物たちも無理にヒロイックだったりしないし,物語も無理に寓話的だったり倫理的だったりしないし.

姑さんに傷つけられたことのある嫁さんが,いざ自分が姑さんになったら嫁さんを傷つけちゃって,でもしょうがないじゃん!みたいな. そんな身も蓋もない物語がいいのだ. だってしょうがないものはしょうがないじゃん. こういう人たちを眺めることで,みんなそうだよね的に,うしろ暗いところばっかりの自分の人生を肯定したいんだい.

主人公たちがゲイカップルってのも自分的にはいいのだ. 悪いことなんかじゃないんだけど身内には後ろめたさがあったり,どこまでもマイノリティだという感覚があったり. すごいシンクロするんだけど,ゲイであることも弁護士も美容師も自分とはかけ離れていることなので,距離をおいても見られる.

これがあまりにも自分の立場と同じところが多すぎたら,たぶん逆に読んでてつらかったと思う. 自分じゃない人たちの物語であり,でも自分の暗部と重なるようなところもありながら日々を送っている人たちの物語. そういうところが大好きなんだよな.

そもそも自分がフィクションに求めているのって,みんなのヒーローで日の当たる世界で大活躍するような人物像と,決して有名になどなろうとせず慎ましやかにでも幸せに日々を送っているような人物像と,ふたつあるんだよね. その片方についていえば,ほとんど理想的に満足させてくれるのが「きのう何食べた?」という作品の,私にとっての素晴らしいところなのだ.

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# by LIBlog | 2011-11-07 23:01 | マンガ・本 | Comments(0)

「疾走感」あふれるニコマス動画,ということでいくつか.

ニコマス ブログ大喜利第1回 『疾走感』 ただそのために/ウェブリブログ

ニコマスブロガーではないんだけど面白そうなので参加させていただきたく.

というより,単独でエントリ立てるほど書けることがないんだけど好き,ってな動画について,「お題」をいただけると,そのお題に沿ってなにか書けるんじゃないかっていう感じで.

たぶん私はすべての参加者のなかでニコマスの人としてはダントツに薄いだろうなーと思うけど,まああまり気にしない方向で.

まずこちら.


……疾走感? というかショートカットされて勝手にゴールテープを切られてた,って感じ?

この人のシリーズはかつて一世を風靡しただけあって,どれも腹筋崩壊必至なのでぜひ. あんまり動画見るヒマがないような忙しい人でもOKってのがいいですね!


つぎにこちら.


シビれます. ちはやちゃんと一緒にエキサイトして,キックバイクに乗って画面の向こうまで飛んで行きたくなること請け合い.


みっつめ.


真の魅力が豪速球で伝わってくる こちらの作品で. なんだろうなあ,寄り道なんかせず,脇目もふらず,まっすぐストレートにこちらに向かってきてくれるような感じがいいですね. ためらわずに全身で,それも前のめりで彼女を受け止められるような,そんな人になりたい.

ニコニコらしい弾幕もコメントアート職人も健在ですな.


さいごに.


たぶん一番たくさん見てるニコマスPV系動画じゃないかなあ.

しずかに,期待に胸をふくらませながら始まって,徐々に,どんどん,ガンガン畳み掛けてくるのが最高に気持ちいいのよね. 疾走感,とはちょっと違うのかもしれないけど,なんだろう,加速感? アクセル踏み込んでる感じ. 最後までくるともう圧倒されてしまって,真っ白になって,ああ気持ち良かったなあ,と満足感に浸ることになるのだ. カタルシスとは,こういうことさ.


というわけで,マイリストをたどりながらお題に当てはまりそうな動画を四本ほど選んでみました.

ノベマス・架空戦記以外のニコマス動画についてなにか書いたのは初めてですが,うん,これはなかなか楽しいですね.

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# by LIBlog | 2011-10-12 23:02 | 動画サイト関連 | Comments(2)

ぷよm@s part26での千早の「変化」について

ぷよm@s part26 公開から一日たち,少しずつ興奮が落ち着いてきたので,あらためて感想をば.


いやー,今回はもうまぎれもない神回でしょう.

え? 毎回そう言ってるって?

う,いや,まあ,そうかもしれないですが,うーん,じゃあ今回は個人的神回ということで. だってもうホントにすばらしかったんだもん.

そんなこんなを,格納先にネタバレ込みで (ムダに長く) 書いてみた.

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# by LIBlog | 2011-10-10 19:15 | 動画サイト関連 | Comments(0)

ぷよm@s part26

そんなわけで,鱈Pスペシャルプレゼントで一日前倒しでの,ぷよm@s part26の公開です!


…….

………….

………………なんでしょう. なんというか,こんな幸せな気分でいいんでしょうか.

素晴らしいイラストの数々,ギリギリの熱い戦い,いずれ劣らぬ素晴らしさでした. しかしなんといっても, ちーちゃん,律子さん,ふたりっきりのあの時間が良かったですねえ.

ああ,あの,千早とプロデューサーが一心不乱に,ぷよぷよの上達のために費やした時間は,千早にとってとても大きく,そして大事なものになったんだ,と. そんなことが垣間見えて,ほんとに幸せな気分になりました.

とおくpart11の,最後のあのセリフなんかが浮かんできたりして,part14のあの独白なんかが思い起こされたりして,いやーほんとたまらないですね,これは.

…….

ま,とりあえず今はもう,たまらない気分だと言うにとどめておいて,少しばかり落ち着くまで待とうかな.

とにかく,すばらしい,ほんとにすばらしい回でした. 満足,満足.

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# by LIBlog | 2011-10-09 21:21 | 動画サイト関連 | Comments(0)

ぷよm@s一気見生を見たよ

本日10月9日,part26発表を翌朝に控え,ぷよm@s全シリーズを一気に見てしまおうという凄まじいニコニコ生放送が行われました.

【9時間】ぷよm@s一気見生​​ 2枠目【耐久】

【9時間】ぷよm@s一気見生​​ 2枠目【耐久】

主催されたMOTさん,おつかれさまでした.

私自身,第一部第二部を見返すのは久しぶりでして,あらためて美希や千早のかっこよさに惚れ直しましたねえ. ファンのみなさまとリアルタイムでコメントをやりとりしながら視聴するのはたいへん楽しいものでありました.

さて,part26では千早と律子さんがついに直接対決,ということになりそうです.

それを控えて,この二人について,シリーズを見直しながら持った印象をすこしばかりメモしておきたいと思いました.

ネタバレなので格納ー
(以下はpart26視聴前に書いた文章です)

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# by LIBlog | 2011-10-09 20:33 | 動画サイト関連 | Comments(0)

過去と現在をつなげてしまう,ということ

下手にニコマスを上げて火傷をした場合、どのような応急処置、治療をすればいいですか? - 内科部長(循環器)インタビュー

内科部長(循環器)氏へのインタビュー. ひと月くらい前のやつかな? 最初読んだとき妙に心に残って,たまたま今回読み返してまた心に残ったので,これについてちょっと考えてみます.

印象的だったのが,この考え方.


未来への不安が、今この瞬間の痛みを作る。今この瞬間の痛みが、過去を耐え難いものにする。つまり人の認識の中では時間は未来から過去へと流れるのです。(太字強調は引用者による)

ということで,ここで氏がおっしゃっているのは主観的時間は未来から過去へと流れる,という,一見したところ直感に反した時間の捉え方です. 客観的時間は過去から未来へと流れ,主観的時間は未来から過去へと流れる,とも言えるかもしれません.

ですが,ほんとうに主観的時間は未来から過去へと (一義的に) 流れるのでしょうか? 客観的時間と同じく過去から未来へと流れることはないのでしょうか? どうも私にはそうは思えません. 過去のあれやこれやのできごとが,いま現在の心の痛み (あるいは逆に幸福感など) を生んでいる,という認識をもつことはありうることなのではないでしょうか.

いや,ありうるというよりも,ふつう人はそのような認識を持っているのではないかと私には思えます.

したがって,上のような時間の捉え方というのは,もうすこし正確に言うとこのようなものになるのではないでしょうか. 主観的時間が未来から過去へと流れるのは過去の出来事の位置づけが変わる瞬間である,それ以外の場面では,主観的時間といえども過去から未来へと流れるのだ,と.

すなわち,過去のできごとの解釈の変更は未来→現在→過去という方向でしかなされず,位置づけ (解釈) の変更が起こったその後では,その位置づけ (解釈) をもとにした主観的な時間が過去から未来へと流れる,ということなのではないでしょうか. いまのところ私は氏の時間の捉え方について,このように理解しています.

内科部長氏のあの文章が基本的には過去の出来事の解釈の変更をうながすもの (治療的対話) である以上,「認識の中では未来から過去へと時間が流れる」 と言い切ることは正しいと私は考えます. しかし,どのような局面であっても正しいかと言われると,おそらくそうではないでしょう.

…….

だいたい以上のようなところが私の理解,ということで,つぎにこれを読んで思った,ひょっとしたら上の文章とは何も関係ないかもしれないことをつれづれなるままに.

あるできごとは,それよりあとの観点からいくらでもその解釈を変えることができる,そのできごとの理解は可変である,ということがこの話の眼目だと思うのですが,個人的には,そこにはある種の暴力性を感じなくもないです.

なんか失敗をしでかしたことがあったとして,あとから考えて,その失敗は現在の成功の糧になったと位置づけることはできるでしょう. でもそう考えたとき,その失敗は現在の成功の 「ためにあった」 ということにならないでしょうか. 過去の解釈を現在の都合で変えることというのは,過去の自分を現在の自分のしもべにするということになるのではないでしょうか.

いや,だからどうしたと言われると,べつにどうもしないんですが……. ただ,心に引っかかるものがないわけでもないんですよね.

もちろん,こんなことは,私が過去の出来事がつらくてたまらないという状況にないから言えることではあるんですけど.

基本的に過去の自分というのは他人だと思います. 赤の他人とは違って,リアルに過去の心情を思い起こすことはできるけど,それは現在の観点からのものだから,本来そうであった心情とは確実に違うはず. なまじ思い出すということができてしまう以上,赤の他人よりタチが悪いとも言えるかもしれません.

私も過去を思い起こしてみると,いまでも 「うわぁっ!」 と思わず声を上げたくなるような失敗がいくらでも出てきます. あの時の自分は若かった. なにも分かっていなかった. 調子に乗っていた. ……ですが,そうやって否定している過去の自分は,今の観点から評価を与えている自分にすぎません. それはいまの主観から捉えた自分であり,そのときの自分そのものとは別のなにかであるに違いないでしょう. 別に否定に限らず肯定するにしたって,何をするにしたって,想起する過去の自分は,過去の自分そのものとは違うもののはずです.

でも,それを別ものであると心から自覚することは,やっぱりできないですよね. だってその過去の自分がいまの自分をつくっている (という解釈のもとに,通常はいる) わけですから. だからどうしたって,過去の自分は,いまの解釈のもとに,暴力的な切りとり方でしか思い起こすことができないわけで.

時間が未来から過去に流れるものだとしても,過去から未来に流れるものだとしても,いまの自分とは本質的には無関係なはずの 「本来の」 過去の自分は,いまの自分からはもうどうやっても届かないものなんだなあ,と考えて,少しばかり寂寞感をおぼえるのでありました.

なんか,自分ほんとにめんどくさい寂しがり方をしますねえ. 自分で書いててイヤになってきましたよホントにw

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# by LIBlog | 2011-10-04 20:57 | 雑記 | Comments(2)

SUN×GIRLたちは可愛いなあ,という話.

なんか,あわただしく日々を過ごす中で,突然ぽっかり時間が空いたので,ひさかたぶりにブログを書いてみる.

マンガ相変わらずぼちぼち買ってる. よしながふみ先生の「きのう何食べた?」5巻とか,面白い. あ,あと つばな先生の「見かけの二重星」とか良かったなあ. 自分が分裂しちゃうSFと書いて少し不思議と読む系の一巻完結の佳作. ジャケ買いが当たったのよね. 最近ジャケ買いの精度が上がってきたかも.

んで最近,何度も読み返している作品といえば,30M先先生の「SUN×GIRL」1巻. あ,これもジャケ買いしたんだった. おお,やっぱ嗅覚がするどくなってきたかもw


南国に浮かぶ小島,姫子島(ひめがしま)に暮らす少年ひとり少女三人 (これで全校生徒全員!) が大自然を縦横無尽に遊び倒すお話. この四人が三角四角関係で爽やかにドタバタするさまも可愛らしい.

んでまあ,なにがいいかってーと,メインヒロインのひとりうなちゃんがすばらしいのだ. 無口で色黒でつるぺたで素直でドジっ子で動物に好かれて,本人は四人の中で唯一の男の子,りゅうくんが大好き. それを隠す様子もないのがまた,いいのよねえ. まわりからキスしちゃえ! と煽られて思わず目をつぶって準備OK! な態度に出ちゃうところとか.

なんかうなちゃんを可愛いと思うのは,ほとんど動物を可愛いと思うのとイコールな気分なんだよなあ. いまは気分的に,対人関係の複雑さだの緊張感だのを味わいたくはないのだ. そうじゃなくて,ペットを愛でるのと同じ気分で,自意識をほとんど持たずに素直に自分の気持ちを表現しちゃう奴らを愛でたいのだ. 癒しを求めている? って感じかなあ.

あ,そっかうなちゃんが動物に好かれるのって,この子自身も動物だからかw なんか分かっちゃったな.

んでも,こういう態度って,なんかキャラクターを記号化してその記号性を愛するような態度と同じようなもので,ほんとは批判されるべきことなのかもしれない……けど,いいじゃないかそういう気分のときがあったって. そればっかってのはたしかに良くないかもしれんけどさ. いまはそういう気分なんだよ,うん.

ま,そんな感じで,SUN×GIRLを何度も読みながら日々を過ごしている今日この頃でありました.

…….

おお,なんかたった10分くらいで記事が書けたぞ. 内容の良しあしを考えなければ,自分はこのくらいの勢いで書き飛ばせるみたいだなあw

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# by LIBlog | 2011-09-27 19:35 | マンガ・本 | Comments(0)

石田あきら版「まおゆう」1巻を読んだ

石田あきら先生のマンガ版「まおゆう」1巻を買ってきました.


いやー,堪能しました.

作品世界そのものにも入り込んで楽しめますが,ほかにも楽しみ方がありますね,まおゆうシリーズは.

というのは,まおゆうファンの方の多くがそうだと思いますが,私も例にもれず,いろんなバージョンのまおゆうをこれまで何度も読んでるんですよね.

最初は2chまとめサイトで読み.

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」目次

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」【パート1】 : SS宝庫~みんなの暇つぶし~

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」 - ゴールデンタイムズ


そしてろんちさんの動画版.



ゆかいなまおゆう.

まんが「ゆかいな魔王と勇者」

満を持しての書籍版.



そしてネットでも読める浅見よう先生のマンガ版.

まおゆう魔王勇者 | ファミ通コミッククリア

マンガ版でもうひとつ,ろんちさんの4コマ.

まおゆう4コマ「向いてませんよ、魔王様」

私が追いかけられているのは,今のところ以上なんですが,まだ他にもあるみたいです. ドラマCDなんかもあるんでしたっけね.

で,こんな感じで同じ作品の違うバージョンを何度も何度も読んでると,どうしても構成がー,演出がー,みたいなところに目がいってしまうんですよね. ふだん全然そんな批評的に読んだりしないんですけど.

というわけで,石田あきら先生のマンガ版で感じたことなのですが,絵の迫力がすごいです. 目に力があって,女騎士や青年商人の登場シーンが非常に印象的になっています.

また,この巻のクライマックスの一つが,メイド姉妹との出会いの場面,彼女たちとメイド長との丁々発止のやり取り (?) だと思いますが,メイド妹の叫び,メイド長の冷たい視線も心に残ります. こうした絵の力強さは,石田先生のバージョンでは突出しているように感じました.

あと,各シーンの描き方のこまかい違いなんかも当然目につくわけですが,ここらへんは好みの問題になってくるでしょうね. 小説版で頭の中に思い浮かべたシーンとどれくらい一致しているか,それを超えてきているか,みたいなところで好みの違いが出てきそうです.

私の好みでは,前述のメイド姉妹とメイド長とのやりとりを,できればもうちょっとタメてじっくりと見せて欲しかったなあ,と感じてます. メイド姉妹の,とくに姉の方の,心境の移り変わりや,「何かに気づいた」感じ,みたいなのが見たかったなあ,とか.

逆に,女剣士との再会の場面は,おお,これはすばらしいなあ,と思いました. ここは今巻でも特に良かったシーンですね. というのは,女騎士の方は勇者の眼前で,再開の驚きや置いていかれた怒りなんかをあらわにしていますが,喜びの表情を見せないんですよね. 再開後も事務的な話に終始し,勇者たちが去ってからうれしさをかみしめる. 彼女の (私が勝手に読み取っている) ストイックさというか,耐え忍ぶ人というか,報われなさというか,見返りを求めぬ騎士道のかっこよさというか,そういった印象がこの描き方とぴったりと合致して,ああいいなあ,と思ったのでありました.

まおゆうについては,今後も書籍版とそれを読んだ自分自身の印象をベースにして,さまざまなメディアミックスというか,スピンオフというか,いろいろな作者の方の描き方の違いみたいなものを楽しんでいけたらいいなー,などと思っているのでありました.

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# by LIBlog | 2011-09-12 21:58 | マンガ・本 | Comments(0)

「うちのクラスの天海さん」


すっきりぽんP の新作が,すごく良かった. もうたまんなく良かった.

【ニコニコ動画】うちのクラスの天海さん


春香さん,可愛すぎでしょう. そりゃ彼だって,つーか誰だって,ファンにならずにゃーいられなかろう.

ファンとして,同じファンが生まれる瞬間を目にするというのは,なんでこんなに嬉しいんだろうねえ. 彼と一緒に,私ももう一度はじめから天海春香のファンになったみたいな気分になったよ.

それでまたねえ,この作品では,「彼」がいい味を出しているのが,たいへんによろしいのである.

うちのクラスの天海さんについて語る彼は,最後までどういう男の子なのかまるっきり分からないんだけど,どこからどうみてもザ・男子高校生. 部活も友達も家族構成も,得意科目も苦手科目も,なぁんにも語られない彼は,しかし誰に見られているでもないのに言い訳を重ねつつそっとグラビアをのぞき込んでしまうくらいに,100%男子高校生なのだ. 思わず 「お前は(昔の)俺か」 と言いたくなる.

その彼が,じわりじわりと,ときにガツンと,天海さんの魅力にやられていく. 自然と私も 「彼」 に自分を重ねて,じわりじわりと,ときにガツンと,天海さんの魅力にやられてしまうんだよなあ. 私も彼と一緒になって,くるくる表情を変える天海さんの姿に心を躍らされてしまうのだ. ああ,こっちに気づいて目をぱちぱちさせる天海さんはかわいいなあ. 我にかえって走り去るその間際におでこをぶつけちゃう天海さんはかわいいなあ.

…….

でも,彼が,ということはつまり私が,ほんとうの意味でアイドル 「天海春香」 にやられたのは,やっぱりあの市民ホールでのライブを観てから,なんだよね.

その前までは,まあたぶんその,なんだ,健全なる男子高校生として健全なる程度に,クラスメイトでアイドルなんかやっちゃってる天海さん,に興味津々だったんだと思う. そう,「よく見ればかわいい」 というくらいに (でもラジオから流れてくる声だけで天海さんだと分かっちゃったりするくらいには,最初から惹かれてたのかもしれないけど).

でも,彼が,ということはつまり私が,天海さんがやりたかったこと,そしてそれをやり遂げていること,を目の当たりにした そのとき,その気持ちは尊敬に変わるのだ.

警察官が制服を,大工が作業着を着るように,天海さんは舞台衣装を着る. ……だがそうは言っても,同年代の自分たちのうちのいったい何人が,そんなことができるだろうか. みんなまだ,自分が何になりたいのか,何をやりたいのかも分かっていないだろう. ぼんやりとした夢,くらいはあるかもしれないけれど,そこまでどうやって行くのかなんて,想像もできない. ふつうはそうだろう.

そんなときに目の当たりにする,アイドル天海春香. 彼女ははっきりと,自分のやりたいことが何なのかが分かっている. そして,はじめは借り物のようだった,舞台衣装に包んだその姿. その 「やりたいこと」 を叶えるための姿を,ゆっくりと,でも確実に一歩一歩,自分のものにしていったのだ. そのことを,彼は,私は,天海春香のステージを前にして,知ったのだ.

その内側からにじみ出る,彼女のたしかな意志. その外側からほとばしり出る,それをやってみせる彼女の輝き. それが天海春香であり,天海さんであり,だから彼女そのものなのだ. それは作りものでも,飾りものでもない. その舞台を終えて,はにかみながらも誇りをたたえた笑みをみせるクラスメイトの天海さんの姿は,かわいくもあり,まぶしくもあるのだ.

もうすでに男子高校生をはるかに通り越した私ではあるけれど,その気持ちはやっぱり,尊敬,だと思う. 天才ではない. 秀才でもない. クラスでもとくに目立った子ではなかった. ただまっすぐに,自分のままに,自分のやりたいことをやるだけの力を,自分で手にしたのだ. それが,うちのクラスの天海さんなのだ.

ああ,やっぱり彼女は,じつにもってまったく,たいしたヤツなんだなあ.

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# by LIBlog | 2011-08-31 22:12 | 動画サイト関連 | Comments(0)