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現場とリーダーの情報交換について

粒度が細かい指示について - medtoolzの本館

面白かった. 以下,自戒を込めて思ったことをメモ.


状況を打開していく上で、問題の粒度をふるい分けることは、リーダーの大事な仕事になってくる。

「必要以上に細かい指示」は、普通に回っていた現場に対して、無能がある種の「コミュニケーション」を試みたときに発せられることがあって、これがものすごい迷惑を生む。

粒度のふるい分けは,リーダーの仕事というより,現場の最前線からトップまでのあらゆる段階の人々それぞれの仕事なのではないかと思う.

粒度の錯誤は,トップから現場までのどの段階でも生じうる. しかし,粒度ふるい分け問題が問題として認識されていれば,その錯誤はどの段階でも解消しうる. 粒度の錯誤を最小限にとどめるためにも,現場とトップのコミュニケーションは,トップから降ってくるまで待つのではなく,現場側からトップへも持ちかけるべきだろう.

たとえば現場側がトップ側に対して,問題の粒度をコントロールしながら情報伝達していくことは可能だ. 可能なだけでなく,それは中間管理職とか,ある程度責任を負った現場の人の仕事のひとつであるはず.

問題の粒度をコントロールするためには,現場側は情報をそのまま出すのではなく,整理された形で出さなければいけない.

整理された情報の出し方の一例は,インフォームドコンセントのやりかたに学べると思う.

現場側は複数の選択肢を用意し,それぞれのリスクとベネフィットをトップ側が実感を持てる形で提出する. トップ側はその中の一つを選ぶ. もちろんトップ側から発されるどんな質問にも,現場側は答えられる準備をしておかなくてはいけないけれど.

ただ,このやりかたはトップ側の自尊心に触れる恐れがある.


恐らくはたぶん、業界をまたいだいろんな場所で、「俺はえらいんだ」と誇示したい馬鹿な瞬間が、きっとあるのだと思う。

こうした派生的な微妙かつ繊細な問題については,いかに対処していくかということは私のほうが教えを乞いたいものでございます.

by LIBlog | 2012-03-04 19:13 | 雑記
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