2011年 04月 25日 ( 1 )

近刊マンガ雑感

ヴィンランド・サガ 10巻 (幸村 誠). 奴隷編前章クライマックス,トルフィンの決意. 彼の決意はクヌートの決意と対比的というか,好対照だねえ. 修羅から抜け出そうとするのか,修羅に踏み込もうとするのか.

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ただいま独身中 1巻 (辻 灯子). 「オタリーマン」とかもそうだけど,この手の作品読むと元気がでる. 元気がでる自分がちょっと嫌だが仕方なかろう. 自分と同じようになんかこうちょっと背中を丸めて生きてるっぽい人を見るのが好きなのだ.

なんかフィクションの人物に対して自分が愛着を抱くとき,そのパターンは二つある気がする.凄い素晴らしいズバ抜けた感動的な努力の天才的な尊敬できる人物と,劣った不幸な内気の劣等感持ちのイジケたダメなでも頑張ってる人物.どっちを見ても明日から頑張ろうと思える.

でも困ったことに,後者のタイプの主人公が思いのほか優れた点を持っていたりすると,自分の中に黒いものが吹き出してくる. うわー自分こんな感情抱くんだ,なんて思ってすげー嫌だ. なんかこう,自分よりダメな登場人物を見て自分を慰めたりしてたのに,実は自分より劣ったりしてないじゃないか! みたいなどうしようもない感情なんだよねコレ. 同属嫌悪や果ては差別意識まで一直線の感情.

でもまあ現実の人物に対してそういう感情を抱くよりも,作品中の人物に対してそういう感情を抱き,そのことを自覚し消化しておけばまだマシなんじゃね,みたいな言い訳をしてみる. 自分がそういう人間だってことは否定しがたいわけだからねえ.

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by LIBlog | 2011-04-25 21:09 | マンガ・本 | Comments(0)